SEOってどうやるのでしょう

前回SEOの入口までを調べてみて、誰かに見てもらうためのWEBサイトは公開がゴールではなく、スタートラインに過ぎないのだということがわかりました。
では検索順位を上げるために一体どんなことをすればいいのでしょうか?

自分の立ち位置を知りましょう

WEBサイトの特定のキーワードによる現在の順位を調べる「順位チェックツール」というツールがあります。詳細なデータは有料版となりますが、無料でお試しができるものもありますので、まずは自社のWEBサイトが希望のキーワードでどのくらいの位置にいるのか調べてみましょう。
SEOに積極的な企業は有料サービスで詳細なデータを取得し、順位の上下を検証しているようです。
勉強やスポーツと同じく、まず自分の実力を知ることが大事!な訳ですね。

わかりやすいって大事

特定のキーワードによって検索エンジンからたどり着く閲覧者にとってそのWEBサイトが有益であること、つまりそのキーワードについて明確でわかりやすい情報があることはとても大切なようです。
「アップルパイの作り方」を説明するのに文章だけのWEBサイトと、図解や動画なども用いて解説しているWEBサイト、ユーザーがよりわかりやすい方を検索エンジンも評価するようです。確かに、細かい作業を要することを調べたい時などは手元の動きが見られるのと見られないのとでは大違いです。

迷わないって大事

WEBサイト内にリンクが膨大にあり、なかなか目的の情報にたどり着けないことってありますね。実際のお店などには「敢えての宝探し感覚を楽しむ」なんてコンセプトもあったりしますが、ユーザーはWEBサイトに特定の情報を得ることを目的に訪れているわけですから、目的地にスムーズにたどり着くことが求められます。内容だけではなく、経路の明確さ、わかりやすさも大事。内部リンクの整理整頓、大事ですね。

信用って大事

インターネット上には膨大な情報が溢れています。でも、その情報のすべてが正しいとは限りません。
その「アップルパイの作り方」はもしかしたらアップルパイを一度も見たことも食べたことも作ったこともない人が考えたレシピかもしれないのです。ですから、情報に対する根拠をしっかり示すことも大切です。
「アンケートによって98%のパティシエが美味しいと答えたアップルパイ」
「イギリス最古の料理本から引用したレシピによって作られたアップルパイ」
「〇〇ホテルの有名シェフ監修のアップルパイ」
などなど、データや引用元、有名シェフのプロフィールの提示によって「信用できる情報」であることを明示しましょう。

つながりって大事

他のWEBサイトやSNSから良い評判によってリンクしてもらうことも重要です。
現実の人間関係でも良い交友関係や有力な人物からの紹介は貴重な財産ですね。身につまされてしまいます。

快適さって大事


読み込みがとても重いWEBサイト、困ってしまいますね。
WEBサイトが重くなる要因は様々で解決には専門的な知識が必要になりますが、読み込みの遅いサイトでは折角来てくれたユーザーも諦めてバックしてしまいますから早々に解決したい問題です。
また、現在では閲覧の多数を占めるスマホへの対応も求められます。

反則もあります

ここまでSEOではどんなことをするのかを調べてきましたが、SEOには「すること」だけではなく「やってはいけないこと」もあります。

つながりは大事だけれど、つながればいいというものではないのです

良い評判としてリンクを繋げてもらうということはWEBサイトの評価を上げますが、検索順位を上げるためだけにむやみにリンクを貼るという行為は違反と見なされてペナルティを受けることもあります。いい相手とのつながりは大事だけれど、悪い相手とつながると自分の評価を下げてしまう…ますます身につまされてしまいますね。

人のものを勝手に持ってきてはいけません

他の人が作ったコンテンツを無断で複製して自分のコンテンツとして使う…もちろんダメですね。
Googleでは他のWEBサイトから転載したコンテンツによって安易にWEBサイトのページ量を増やすことについて厳しい警告を出しています。大切なのは量ではなく質ということですね。

そう、増やせばいいというものではないのです

WEBサイトのページを増やすためにプログラムによってコンテンツを自動生成したり、キーワードを使ってはいるものの殆ど内容のないコンテンツであったり…そんなページによってボリュームを上げてもWEBサイトを訪れたユーザーに得られるものはありません。そんなWEBサイトはとあるバラエティ番組のように「表示する価値なし」として検索結果から消されてしまうのです。

他にも色々と違反とされる行為はありますが、一貫して「良質でオリジナリティのあるコンテンツ」の提供が求められていることがわかりますね。サイトの内部構造といった専門的な分野はエンジニアにお願いすることになりますが、結局のところ真面目に、地道に良いものを作ってくださいね、ということに尽きるのでしょうね。